みなさんこんにちは。
大阪大学人間科学研究科
生涯教育学・教育社会学研究室です。
生涯教育学と教育社会学の研究室は、
ともに「教育学系/教育環境学」の講座ではありますが、
これまでは、別々に活動していました。
ですが、2021年度から、一新し、
共同で研究活動をする機会が増えたため、
研究室のHPを作成することになりました。
生涯教育学に興味のある方も、教育社会学に興味のある方も、
どちらの方も、このHPをぜひご参考にしてください!!
この研究室では、学校教育・社会教育を含む生涯教育について、
特に不平等の是正や社会的公正の実現という観点から研究を行っています。
人種、民族、国籍、性別、社会階層、社会的・地理的出身、年齢、障害の有無等
多様な差異に着目し、公正と民主主義を実現する立場から、
公教育の理念・制度・カリキュラム・教材を再構築していく必要があります。
また、グローバル化の進展とともに、教育の国際化に関わる新たな課題が登場し、
国際的・多文化的な環境におけるカリキュラム開発や教育の質の保障など、
多様な観点から研究をすすめることが、近年強く求められています。
ひとりひとりが充実した人生を送るためにも、
より民主的で公正な社会を実現することは、生涯教育の基本的課題となります。
さまざまな場における教育・学習を通じて、
学習者は自らが抱える問題を解決する方法を模索するのであり、
公正な社会を実現するためには、
あらゆる集団や個人のエンパワメントを支援する教育のあり方が重要です。
このような背景の下、本研究分野では、
社会的公正や民主主義を実現するための生涯教育について
調査研究や理論分析を行い、
政策提言や具体的な教育実践に資する研究を推進しています。
この研究室では、教育機会の不平等や、
教育と社会移動の関連などについて、
社会階層やジェンダー、労働市場などの観点から、
計量分析を中心に研究を行っています。
とても穏やかで、多様性を受け入れ、また多様性に富んだ研究室です。
学部(阪大内部/他大学)からそのまま大学院に進学した学生
一度社会人を経験して大学院に進学した学生など
どういう進路をたどって、大学院で研究に励んでいるのか、
それだけを見ても非常に多種多様なメンバーが揃っています。
このように、色んな立場の学生がいるからこそ、
多角的な視点で日々、議論を重ねることができています。
様々な意見を、柔軟に取り入れ、
真摯に「学び合う」姿勢を持っている学生が多いのが特徴です。